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はじめに 塗りが出来ても、髪がかけなきゃ意味がない
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どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(@ORE_artstudio)です!!
髪の塗り方は出てくるけど、そもそも綺麗に線画が描けない・・・そう思ったことはありませんか?
僕は2年間独学で勉強をしていて気づきました。髪の毛を綺麗に描くための法則を!!
今回は、プロが使っている髪の毛のクオリティを底上げするテクニックをご紹介します!
まず結論。髪の毛をボサボサに描くのはもうやめましょう!!
ステップ1 下手な髪の法則を知る
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はい、この三枚は左から2019、2020、2022の絵です。
どうでしょうか?分かるんじゃないですか?ボサボサの意味(笑)
2019は確実にボサボサです(笑)ですが、過去の未熟な僕の絵とは言え2020の髪はまだ、まとまっていると思います!
そうです、髪の毛はまとまり、ブロック分けで考えないから髪の毛を描くのが難しい、分からないと思い込んでしまうんですね!
実際にそれがどういうことなのか?見ていきましょう!
ステップ2 難しい髪型もブロック別に分けて考えれば簡単!
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こまずこれを意識してください。複雑そうな髪型も①前髪、②横髪、③④後ろ髪の要素で作られています!ふわふわ系のツインテールも同じように考えれば簡単です!
ステップ3 毛束のまとまりを意識して描く!
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確かにこれは難しい!ですが、実際のモデルさんの髪型を模写したり、参考にしたりすれば描けるようになっていきます!
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左はボサボサ、一方で右はまとまっています!
ステップ2で意識した髪の毛(毛束)をブロックで考えて描くと、これだけの違いが出るというわけですね!
ステップ4 毛先は揃え、流れを意識する!迷ったグニャグニャな線はブサイク!
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正直これさえできてしまえば綺麗な髪の毛は描けます!結局ブサイクな髪の毛はブサイクな毛先からなります。現実でも毛先がボサボサだと決まって髪の毛もボサボサなのと同じで、絵でも重要な要素です!
線の太さ、線の流れ、なるべく長いストロークで描き切る。それを束にすることで毛束=ブロックとして成り立つのです!
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左はなんか、勢いのない迷った線ですね(笑)
逆に右はシュッとした印象で綺麗に見えます!
どうでしょうか?「これ!やらかしてる!」そんな気づきがあればラッキーです!
ステップ5 生え際とつむじを意識するということ
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基本現実と同じだと考えてください。
よく、つむじを意識しろと頭の上のアタリばかり紹介されてます。が、実際つむじって生え際とか根本になります。なのでつむじだけ、じゃなくて生え際や根本を意識しましょう!
ポイント
- ロングヘアー・・・耳の生え際、横髪をどうアレンジするかで印象を変えられる
- ショート・・・頂点の生え際(つむじ)を意識してカールさせるのかウェーブなのかで印象を変えられる
- ツインテール・・・つむじよりも引っ張られる髪の毛の根本、つまり耳元の生え際を意識すると描きやすい!(画像右)ポニーテールも同様
ステップ6 髪の毛のボリューム感は髪の毛だけで出さない!
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よく初心者あるあるミスの一つに髪のボリュームを意識しすぎて盛りすぎてしまうことがありますよね?
実際ボリューム感はどれくらいを基準にすれば自然なのか?
その答えは頭のてっぺんは薄く盛り、横、後ろ髪でボリューム感を出す!という絵が多いですね。
頭のてっぺんのボリューム感を出したい場合は、くせ毛やアホ毛といった要素や、髪飾りといった小物で出す!これを意識できれば魅力的なボリューム感を出すことが可能です!!
![](https://www.ore7studio.com/wp-content/uploads/2021/03/cropped-ORE2.jpg)
やりがちなミスは髪のボリュームを髪の量でやってしまおうとすることです!
髪の量だけだと、もっさりと重い印象になってしまいます。なので髪飾りやヘアアレンジやスタイル、動きや遠近法といったテクニックで魅せるのです!
画像だと髪飾りとツインテールを誇張することでボリューム感をだしています。
ステップ7 髪型、種類について知ることが近道!
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色々な絵の髪や写真、現実世界で意識して観察することが一番簡単な練習法だと思います。
「自分ならどうやって描こうかな?」「あの髪型いいなぁ!」
ヘアスタイルのカタログなどが参考になるのでオススメです!
イラストで何を意識して髪型を描けばいいのか分からない!手がかりや掴みどころが欲しい!そんなあなたの為に過去の記事で紹介していますので参考までにどうぞ!
おわりに まとめ!
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練習用にどうぞお使いください!
![](https://www.ore7studio.com/wp-content/uploads/2022/01/7-1-1-724x1024.jpg)
![](https://www.ore7studio.com/wp-content/uploads/2022/01/6-1-2-724x1024.jpg)
いかがでしたでしょうか?今回は髪の描き方、その魅力的になる法則ということで髪のブロック分け、毛先の描き方、ボリューム感の出し方などを紹介していきました!!
少しでも今後の応用に役立つヒントになれば幸いです!!
ポイント
- 髪の毛は前髪、横髪、後ろ髪のようにブロックで考える!
髪型と一つの固定観念で捉えると難しいので細分化する - ブロックで考えた毛束はまとまりを意識する!
ボサボサとした描き方は不潔だと思われてしまうので注意 - 毛束を綺麗に描くには毛先を綺麗に描く意識を持つ!
結局髪の毛は一本一本の細い線の集合体なので、毛先が綺麗に描けないと全体が汚い印象になるのは当たり前 - つむじを意識するだけじゃない、生え際も意識する!
髪型に合わせて意識する生え際、毛の根本があるので意識できると魅力的に描きやすい - 髪の毛のボリューム感は髪だけで表現しない!
ヘアスタイルや動き、アクセサリーなどの小物でボリューム感を出すのがオススメ!髪の量だけでボリューム感を出すとモッタリと重い印象を与えてしまう
![](https://www.ore7studio.com/wp-content/uploads/2021/03/cropped-ORE2.jpg)
髪の毛って目に近いのでよく見られるポイントなので、魅力的に描こうと思ってもなかなか難しい曲者ですよね。
毛束一つ、髪型だけでも個性やシチュエーションが出るので何年描いても難しくて描いてて楽しい要素ですねw
それでは、ありがとうございました!
ボサボサ?そう思った方もいると思います。
次でなぜそれがクオリティを下げてしまうのかをイラスト例を使って解説しているので自分の絵と比べてチェックしてみましょう!