オアスタジオは、『絵師を目指す人のブログ』としてイラスト上達の知識を始め、幅広いホビーを共有するブログです!

【即実践可!】魅力的な目の描き方【イラスト】



目次

序章 目の上手さは絵の上手さに比例する!?

どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(@ORE_artstudio)です。

今回は絵の要素の中で最も重要といっても過言ではない目の塗り方についてやろうと思います!

僕もまだ修行の身なので新しい塗り方(魅力的な)見つけたら紹介しますね!

さて、御託が長くなりました。

ではなぜ目がうまいと絵全体で上手くなるのかそれらの理由も例題を挙げながら解説していこうと思います!

第一章 目が上手いと全体が上手く見える魔法

この絵は僕が7月に描いた絵です。(今見ると粗がすごい・・・(´・ω・`))

目だけを今の描き方で描きなおしたのですがどうでしょうか?

左は全体的にあやふやな印象を僕は受けるのですが右はハッキリとした印象が増したのではないでしょうか?

これが目が上手いと全体が整って見える法則です!!

たまにデッサンが崩れてるけど、なんかそれっぽくいい絵に見える絵があることありませんか?

あれって目が(顔が)異様に上手い人の特徴なんですよね!つまりそれだけ顔の印象は大きいのです!

第二章 目のバリエーション

目の塗りといってもバリエーションはイラストレーターの数だけあります。

大抵プロの絵師や絵柄を持っている人は自分専用の目の塗りを持っており、その中にはオリジナル+お気に入りの絵師さんの塗り方を混ぜたものも多いです。

  • アニメ塗り
  • ブラシ塗り
  • 厚塗り
  • 宝石塗り

主に絵の塗り方はこの4つになるのですが自由に組み合わせて使う人も多いので細かいアレンジも入れると正直無限にできちゃいます

その中でも目は特にパターンが多く【主線を消す厚塗り+瞳孔にブラシ塗り+ハイライトに宝石塗り】みたいなのが初心者でも無意識に使っているのでまぁ~厄介ですw

ですので自分の「これだ!!」っていう目を見つけることが上達の一歩だったりします。

参考までに主な目の塗り方を例にしているので目に留まったものがあったらとりあえずはそれを試してみてください!

アニメ塗り+ブラシ

アニメ塗りの目の特徴はパキッとした元気な印象を与えます。イラストレーターだとポケモンでお馴染み、さいとうなおき先生がこの塗り方に近いと思います!

主線を太く、パキッと描いてあげるときれいに仕上がり、特に主線のメリハリが目立つ塗り方です。

2020年の今はアニメ塗り+ブラシの目が流行っていて結構よく見る目だと思うので既にこの塗り方のかたも多いかもしれないですね( ゚Д゚)

基本的に全体の塗りは目の塗りで決まってくると思うのでパキッとした絵柄が好きな方はこの目を極めてみてください!!

ブラシ塗り(主線あり)

ブラシ塗りの特徴はおぼろの中にアニメ塗りのようなパキッとした印象を与え、目を美しく見せる効果があります。

多くのイラストレーターの方がこの塗り方だと思いますが僕の場合だと主線を薄くして透明感を足しています。

ブラシ塗り(主線無し)

最近多い主線を無くして目の縁をぼかして透明感と潤いをバッキバキに出す塗り方です。

完全に僕の専門外なので上手く表現できていないですが・・・言いたいことは伝わっていると信じてw

全体的にふわふわした印象を与えるので、夢絵とかの絵柄が好きな方はこの目が適していると思います!

第三章 ブラシ塗りで目を塗る

では実際にメイキング形式で塗っていきます。今回は真ん中の塗りをやっていきます!

1.ベースを塗る

ベースを塗ります。目は緑、白目はそのまま白を置いています。また、白目を色混ぜでなじませています。

白目をぼかさなかった例

白目をぼかさないと非常に目力が強い絵になります。

また、目と肌の境界線がくっきりと出てしまうのでギャップが生まれ、違和感が出てしまう場合があります。

ですがこれはこれで表現として有りなので使い分けてください!

3.瞳孔を塗る

新規乗算レイヤーを作成し、ベースの色をスポイトで吸います。そのまま瞳孔に円を描いて完了です!

3.瞳孔の中と外を塗る

新規乗算レイヤー、瞳孔の中と外を濃い色で塗っていきます。瞳上部は反射光があるので塗りません。Gペンを使って流れとバランスを見ながら仕上げましょう。

4.反射光を入れる

新規通常レイヤー、黄色で円を意識しながら瞳の下部に不透明度を下げたGペンで反射光を入れます。

色は基本的に近似色を選ぶと無難です。ポイントは重ねすぎずポンポンと軽く置く感じです。

5.補色を入れる

新規通常レイヤー、瞳孔の近くに補色(マゼンタ)を置きます。同時にハイライトを軽く入れます。後で線画の上から乗せるので下地程度の認識でOKです!

6.ハイライトを下部に入れる

新規加算発行レイヤー、不透明度を下げたGペンで重ねるようにハイライトを置きます。

上部や縁にも気持ち程度入れるとキラキラになります!

7.まぶたにベース色を乗せる

これは好みの問題ですが僕はまぶたにベースの色を乗せて淡い目にしています。

8.ハイライトを入れる

5で入れたハイライトの下地をもとに上からポンポンと置いていきます。

9.白目に影を置く

白目を描きこみます。新規乗算レイヤーでグレーを不透明度を下げたGペンで描き、その後馴染むように色混ぜをします。

境界線に今回は同じレイヤーでマゼンタ(補色)を薄く入れました。

影が濃い場合は不透明度を下げて調整しましょう!

最終章 完成

これで完成です!

多くのブラシ塗りの目は似たような手順で塗られているので参考にしてください!

「いや目以外が分からん」って方は僕のpixivファンボックスやこれからの記事で取り上げるので気になったら覗いてみてください!ありがとうございました。

  • 目の塗り方は無限大
  • 目が上手いとそれっぽく見える
  • 目の絵柄が決まると自分の絵柄も決まる(塗り方)